『霧越邸殺人事件』、作風と文体の不一致。

以下、読了。霧越邸殺人事件(上)<完全改訂版> (角川文庫)作者:綾辻 行人KADOKAWAAmazon霧越邸殺人事件(下)<完全改訂版> (角川文庫)作者:綾辻 行人KADOKAWAAmazon今年は四月になっても、バリバリ降雪していたので、「まぁ、綾辻行人の世界みたい」と…

三月だから、卒業感。

以下、読了。彩雲国物語 十四、黒蝶は檻にとらわれる (角川文庫)作者:雪乃 紗衣KADOKAWAAmazon作中の「頃おい」は、「頃あい」の誤植かな。 まだ暖かくなるまでとっておいた『残穢』もあるのに、辛い話、恐い話を読んだ後用のお話が尽きてしまいました。 が…

ナルが言ったから、このラスト。

以下、読了。暗黒館の殺人(三) (講談社文庫)作者:綾辻 行人講談社Amazon清少年が自分は生まれてこないほうがよかったんだと言って、中也が否定するのは、『ゴーストハント』のうらどさんが親父は生まれてこないほうがよかったと言ったのの、アンサーだ!! …

かいゆ様と、琵琶。

以下、読了。彩雲国物語 十三、黎明に琥珀はきらめく (角川文庫)作者:雪乃 紗衣KADOKAWAAmazonアニメの後のお話だよとの暗喩なのか、カバー下の絵がこっそり変わっています。 拷問されても身だしなみに気を遣うかいゆ様。もはやギャグキャラに。 「水を飲ま…

字がギチギチ、座敷童子小説。

以下、読了。彩雲国物語 十一、青嵐にゆれる月草 (角川文庫)作者:雪乃 紗衣KADOKAWAAmazon辛い話の後の秀麗ちゃん。まぁ、秀麗ちゃん自身も辛いことになりつつありますが、これがないと嫁入りできなかったのかとも思うと、悪いことだけでもないのかと。 『彩…

胡桃事変、勃発。

アニメ「舞妓さんちのまかないさん」。アニメの後の「今日のまかない」にて、「京都の人は、お餅に胡桃かけて食べない」との新事実が明らかにされる。令和の大事件である。 北の人々は、何せ、縄文時代から胡桃を食してきているし、カラスちゃんだって、走る…

久々、新潮文庫。

以下、読了。あさドラ!(6) (ビッグコミックススペシャル)作者:浦沢直樹小学館AmazonBADON 5巻 (デジタル版ビッグガンガンコミックス)作者:オノ・ナツメスクウェア・エニックスAmazon白夜を旅する人々(新潮文庫)作者:三浦 哲郎新潮社Amazon久しぶりに新…

「ゴーストバスターズ」、八角形。

以下、読了。赤目姫の潮解 LADY SCARLET EYES AND HER DELIQUESCENCE 百年シリーズ (講談社文庫)作者:森博嗣講談社Amazon時計館の殺人〈新装改訂版〉(上) 「館」シリーズ (講談社文庫)作者:綾辻行人講談社Amazon時計館の…

真鍋につっこまれる、ミチル。

以下、読了。タカイ×タカイ CRUCIFIXION Xシリーズ (講談社文庫)作者:森博嗣講談社Amazon遠いところで、真鍋につっこまれる、ミチル。お母さんからの疑問と同じです。最愛の人が殺されたからって、加害者を殺しても何にもならないだろうという。 毎年、履修…

真賀田四季は、人類の『コンプレックス』。

以下、読了。コンプレックス (岩波新書)作者:河合 隼雄岩波書店Amazonこれを読んでいて気付いたけど、真賀田四季は、人類における無意識(コンプレックス)かつグレートマザーなんだな。その他の人が、人類における意識(自我)。 自我が弱いままコンプレックス…

母性大爆発、『迷宮百年の睡魔』。

以下、読了。迷宮百年の睡魔 LABYRINTH IN ARM OF MORPHEUS 百年シリーズ (講談社文庫)作者:森博嗣講談社Amazonなんかもう「How cute he(she) is!」な小説。前巻にて、ミチルの憂いが晴れたので、今回はご機嫌で大変可愛らしい。ホ…

「館」シリーズは、素直すぎる。

以下、読了。女王の百年密室 GOD SAVE THE QUEEN 百年シリーズ (講談社文庫)作者:森博嗣講談社Amazon相変わらず、シリーズ初めの森博嗣作品のとっつきにくさは健在。なんで、この主人公、情緒不安定なの? とか。しかしながら、あえて説明し…

地味に繋がる、三冊。

以下、読了。数学にとって証明とはなにか ピタゴラスの定理からイプシロン・デルタ論法まで (ブルーバックス)作者:瀬山士郎講談社Amazon↑江戸川乱歩の作中の証明とけた!! 嬉しい!! 数学の証明の「A→B」って、数学的に「A」と「B」が間違っていても成り立…

『四畳半タイムマシンブルース』は、森見登美彦版『四季』である。

以下、読了。四畳半タイムマシンブルース (角川書店単行本)作者:森見 登美彦KADOKAWAAmazon年末年始に読む本を早めに注文しておいたところ、遅延してなかなか来ないので、一年以上積ん読してた『四畳半タイムマシンブルース』を読む。 『四畳半神話大系』も…

『水車館の殺人』、連立方程式。

以下、読了。水車館の殺人〈新装改訂版〉 「館」シリーズ (講談社文庫)作者:綾辻行人講談社Amazon↑続きの本がすでに二回遅延してごめんなさいメールくる。待っていると来ない。 読後感がおしゃれ。森博嗣は、犯人の思考がおしゃれだけど、これはもうトリックが…

スマホ二重写し、本の続き、卒論病。

気温が低すぎるのか、スマホでアニメを観ていると、前の映像が半分だけ二重写しになることがある。夏は暑すぎると、電卓の液晶の数字が一部見えなくなるし、過保護な連中めと思う。スマホが、カイロを要求してくるとは思わなかったぜ。しかも、ずっと当てて…

先に、最終回。

以下、読了。彩雲国秘抄 骸骨を乞う 上 (角川文庫)作者:雪乃 紗衣KADOKAWAAmazon彩雲国秘抄 骸骨を乞う (下) (角川文庫)作者:雪乃 紗衣KADOKAWAAmazonなんだか思いっきりまだ途中の『彩雲国物語』の巻末に広告が載っていたので、「もう読んでもよいと編集が…

ATM、詰まる。

ATMが故障したとか人生で初めて言われてあわあわしていたら、紙が詰まったそうでした。今日はこれから天気が大荒れだぜとのことで、湿度も90%以上ありますからね。じめじめしてると、紙も詰まるよね。 頑なに郵便局の内部に入らずに来たのに、通帳も直しても…

記憶に残らない小説、『舞妓さんちの』南部弁。

森博嗣、S&Mシリーズは、何よりも解説が難解だったのを踏まえての、Gシリーズでは初森博嗣作品の人に解説を頼むというチャレンジだったのでしょう。 しかし、S&Mシリーズは、初見でタイトル見ても、ほぼどんな内容か解らない、それでも読了したら、タイトル…

目蓋がむくむ、読書週間の後遺症。

1日休みだったので、たまりまくったアニメを4本観て、小説最終回まで書いてアップして、『十角館の殺人』をもりもり読んだ次の日、ひくくらい目蓋がむくみましたよ。やはり、スマホで観るアニメはながら見でちょうどいいんだ。カーナビと同じで、凝視しては…

やっぱりお化け屋敷、リプトンふつうの。

以下、読了。鬼談百景 (角川文庫)作者:小野 不由美KADOKAWAAmazon怖い本を読んだので、ほんわかな本を読む。大正処女御伽話 共ニ歩ム春夏秋冬 (ジャンプジェイブックスDIGITAL)作者:桐丘さな,はむばね集英社Amazonイチャイチャできてよかったね。 で、なんだ…

通帳受け付けない、リプトンキャラの名前が。

通帳がATMから突っ返される。まぁ、カードがあるからいいか。明細書ももらえるし。多分、持ち物を整理して、カバンの中身を軽くしたら、通帳とスマホが近くにあることが多くなったので磁気がやられたと思われる。なんだか令和になって、色々と逆に不便になっ…

『彩雲国物語』、陵王と饅頭。

Eテレを観ていると、「あ、これ、『彩雲国物語』の元ネタだ!!」と嬉しくなります。 雅楽の「陵王」。 イケメンすぎる王様に、全く士気の上がらない軍。そして、お面をする王様。雅楽は、中学の音楽の時間に、「楽士の1日」って習いましたね。7年間修行する…

「風立ちぬ」みたいな、『3月のライオン』。

以下、読了。3月のライオン 16 (ヤングアニマルコミックス)作者:羽海野チカ白泉社Amazonなんかもう映画「風立ちぬ」を連想させる悲壮な高1女子のキスシーン。「え、いつの間に恋人になったの?」と謎。京都まで行ったからか。頑張ったもんね、れいちゃん。 …

トランス状態と、水の呼吸。

どうも私は全身麻酔すると副作用があるらしいと判明してから、医療行為にビビりまくる日々を送っているのですが。 『ゴーストハント』のトランス状態に入るための筋弛緩法と呼吸法を使ってみたら、ずっとかかっているのです。 今朝の「スッキリ」でりょんり…

REM睡眠、「ゴーストハント」だらけ。

コロナワクチン接種一回目で、『ゴーストハント2』読んでから、小説を読みつつ、アニメも見直す。 『ゴーストハント』、めちゃくちゃちゃんとした探偵小説ですね。 綾子が「人形怖い」と言うから、土佐犬の人形と目が合って怖くなる。本気で怖い。 本日のREM…

水鶏さん33歳のお誕生日、はからずも鬼滅祭。

本日は水鶏さん33歳のお誕生日です。私がお祝いせずとも、浜くんがきっとお祝いしていると思われます。本日午後2時から、あの「鬼滅の刃特別編集版」が放送されていたので、観る。地上波初上陸です⭐️ 明日は、お昼12時から放送とのことで、第五夜はたぶん秋…

ドラマ「ライオンのおやつ」、感想。

よくわからない時期からスタートしたドラマ「ライオンのおやつ」。そして、2話から観るパターンに。いつかまた再放送することでしょう。BSだと、雨降ると映らなくなるんだよ。 主人公の雫ちゃん役が、髄分、柔らかい雰囲気かつナチュラル系の服装で、原作の…

アニメ「十二国記」、覚え書き。

2021年夏アニメは、オリンピックとパラリンピックとだだかぶりだからか、なんだか近年のシーズンではアニメを観る本数が少なかった。 アニメ「十二国記」。六太の父役が、十日市秀悦さん!! いさばのかっちゃ!! びっくりした。ナイスキャスティング。 ア…

能「恋重荷」も、またディストピア。

「古典芸能への招待」能「恋重荷(こいのおもに)」 山科の荘司、登場からして、「このおじいちゃん、絶対重いもの持てないでしょ!!」と、大変切なくなる。 もうすぐ重陽の節句だから、菊の花が出てくる話なのか。 なんだか『花よりも花の如く』で、ケンちゃ…