「風立ちぬ」みたいな、『3月のライオン』。

以下、読了。

なんかもう映画「風立ちぬ」を連想させる悲壮な高1女子のキスシーン。「え、いつの間に恋人になったの?」と謎。京都まで行ったからか。頑張ったもんね、れいちゃん。
高1女子だったら、普通の少女漫画では、まわりに花のトーンとか貼ってそうなもんなのに。
妙に生々しい人々。れいちゃんが少年時代を送れなかった、あかりさんが少女時代を送れなかったって話を散々してきたけど、ひなちゃんもなんだね。だから十代のカップルなのに、ベテラン夫婦みたいなキスをする。心がざわざわする。これから新婚の夫が戦地に行くか、新妻が不治の病みたいな連想をしてしまう。
うん、確実にまた何かあるな!!
作者の現実世界であった悲しい出来事を消化するために、漫画で再解釈している途中なんだろうな。