ナルが言ったから、このラスト。

以下、読了。

清少年が自分は生まれてこないほうがよかったんだと言って、中也が否定するのは、『ゴーストハント』のうらどさんが親父は生まれてこないほうがよかったと言ったのの、アンサーだ!!
ユーミンの曲からの海援隊贈る言葉」だ!!
読んでるとき、震度4の地震がありました。「俺は『彩雲国物語』最新刊が読みたいんだ、でも、これも読みたいんだ」との分裂ぎみの感情のまま、四巻は一両日で読んだよ☆
火事の話は、江戸川乱歩の初期の小説から着想を得たのかな。
ナルが言ったから、このラスト。「建物に取り憑いている」との発想が、やはり、舘シリーズに繋がったのか。
江戸川乱歩「孤島の鬼」を下敷きにしているので、げんじがどうなるかは解っていました。やっぱりね。恋心は、お互いほんのりくらいでしたね。なのに、将来あんなことになる中也。アンサーノベル、わりとはやく読めたなぁ。素敵舘探訪ももう終わりが近いぜ。
しかし、この読了後の夢見心地を皆さんどうしているのか。興奮して眠れませんでしたよ。長編小説の1本や2本、書き終わらないで消えないエネルギー量ですよ。書けということか。
ところで、暗黒館にも使用されている黒漆喰。漆喰よりも高価。でも、あれはおそらく、ピカピカにするのに手間がかかるから、左官からしてみれば、「艶消しなら、まぁ…」ってな感じか。でも、本当は黒漆喰は、艶が命なのです。「うらどさんち、うーん、まぁ…」と左官屋に思われていること間違いなし!!
新幹線の窓から、初めて京都の街を見た時の感想が、「うわっ、色がない!!」だったからなぁ。暗黒館と同じ感想だよなぁ。京都は、空の色も基本的に霞がかっているからなぁ。暗黒館は、リトル京都。