『四畳半タイムマシンブルース』は、森見登美彦版『四季』である。

以下、読了。

年末年始に読む本を早めに注文しておいたところ、遅延してなかなか来ないので、一年以上積ん読してた『四畳半タイムマシンブルース』を読む。
四畳半神話大系』も、「サマータイムマシン・ブルース」も大変馴染み深いので、懐かしい!! アニメの声で、再生されます。
森見登美彦氏が大人になって、学生時代を振り返って書いたからなのか、明石さんが柔らかく優しい印象。
「何であなたにそんなこと~」の名台詞だが、今思うと、明石さん本人としては、「恥ずかしい」くらいの意味で言っていただけなのに、小説の台詞として見るときつく感じただけなのかな。
そう考えると、明石さんは初めから「私」に気しかありません。そりゃあ、「五山送り火」に誘えよ!! となります。この書は、森博嗣『四季』に当たるものなのです。明石さんのキャラ性に、パラダイムシフトが起きるのです。