果枝つんの、革靴。

安曇野「果枝つん、最近、いつ高いヒールの靴はいた?」
皋「え、大学の入学式以来はいてないけど」
美稲「ええっ!?」
朝霞「そんなに驚かなくても」
米谷「大学の入学式で初めてスーツ着てって人多いもんな」
皋「そうだよ。制服が正式な服だもん」
美稲「そう考えると私服校も大変やな」
皋「ええと、靴ね。家から大学まで歩く間にもう足が真っ赤になってふざけんなよと思ってずっと靴箱に収納してある。靴底に桜の花びらつけたまんま」
米谷「カビはえるで?」
安曇野「革の靴は、はいて歩かないと革が伸びないのよ。果枝つん」
皋「じゃあ、新しい革靴買う度に、靴擦れしなきゃならないの!?」
朝霞「まぁ、そうならないように、革靴伸ばすやつあるけどな」
皋「え、私はいらない」
美稲「せやろな」
皋「だって、ヒールが5cmくらいの靴をはいたら歩幅が5cmくらいになるんだよ?」
安曇野「ヒールはくと歩けないのね。せせも、そうだったわ」
美稲「5cmはいくらなんでも言い過ぎでは?」