無駄に豪華な、お茶。

病室まで駆けつける安曇野さん。
安曇野「ちょっと、やーたん。お茶飲む?」
米谷「え、飲むけど。何もここまで来なくても」
安曇野「……。ティーバッグ、間違ってふたつ入れてしまったのよね。オーベンに呼ばれてよく確認せずにお湯を入れてしまったの。ねぇ、飲むわよね。お茶?」
米谷「うん、解った。飲むから‼」



医局。
安曇野「見て、やーたん。この色。もはやお茶ではなくて、ジュースみたくなってるわよ?」
米谷「うん、無駄に豪華なお茶やな」
安曇野「でも、あれよね。このふたつのティーバッグで三回抽出できたらこっちの勝ちって感じしない?」
米谷「あぁ、昔、アニメにそんな人おったわ」
安曇野「妹さんと一緒に見ていたのね?」
米谷「うん、見てないと話合わへんやろ?」
安曇野「さすが、湖水お兄ちゃん。優しいのね。あ、果枝つん、お茶飲む!?」必死。
皋「あぁ、ティーバッグか」
米谷「何かを察した様子のボーダーちゃん‼」
皋「大丈夫、せせらぎちゃん。ちゃんと国試受かってここにいるんだからね、それに医者の場合、内科でも外科でも駄目なミスは駄目だからね!?」
安曇野「つまり、あれよね。国試で言うところの、禁忌問題でなければ、まぁ、多少はミスっても大丈夫ということよね?」
米谷「うん、それもどうなの?」
以下、読了。

放課後カルテ(7) (BE LOVE KC)

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