「エビピラフとは、たいそう美味なものなり」。

七夕「なあなあ、菜苗。知ってるか?」得意気。
菜苗「何か面白いことでもあったの?」
七夕「エビピラフとは、たいそう美味なものなり」
菜苗「はっ、栄くん!?」



学校。
菜苗「ちょっと、栄くん‼」
栄「なんや、菜苗。僕は、今、仮眠中やったんや」
菜苗「あなたどうせ、毎回、休み時間は寝ているでしょうに。一回くらい、起きていても平気よ。私の話を聞きなさい」
栄「菜苗さん、うっとおしい」
菜苗「あなた、七夕くんにエビピラフを食べさせたそうね!?」
栄「はぁん? 大抵のお子様は、好きやんか。なんや問題でもあるんか!?」
菜苗「そんな思い込みで、七夕くんがエビアレルギーだったら、どうするの!?」
栄「阿呆か。小学生にもなって、自分のアレルギーもようよう把握しとらんような残念なお子様と、僕が許嫁になるとでも思ってはるんか‼ ましてや、七夕は医者の家系やで!?」
菜苗「それもそうね」納得。