えすかれーたー、こわい。

高峰岸「菅沼、階段恐怖症なのに、駅で階段使うよね?」
前橋「そりゃあ、恐くても避けられないでしょうよ。五階建て以上は、エレベーターつけなきゃいけないことになってるらしいけど」
菅沼「四階建ての校舎なんて、そりゃあもう最悪ですよ。学校見学しに行って、それだけで『あぁ、ここ、もうないな』ってなりますもん。エレベーターのついてないところにも住めないし」
城「狭いとこ恐くなくてよかったね」
菅沼「まぁそれはまじで、そうですね。そもそも、高峰岸せんぱいが言いたかったことについては、えすかれーたーのやろうですよ」
高峰岸「え、だって、えすかれーたーのほうが、ぴゅーんって行くじゃん」
城「ぴゅーんか?」
前橋「びゅーん? そういや、僕の地元も、百貨店が潰れ、駅ビルの駅が廃線になってしまって、市からえすかれーたーが消えてしまったのだよ」
高峰岸「何それ、哀しい話‼」
菅沼「恐い順は、こうですね」チョーク持つ。「恐怖体験すなわち清水寺の階段>えすかれーたー>階段>後ろ見ないで椅子に座る>動く歩道>エレベーター>絶対的安心すなわち地面にべったり☆」黒板に書き上げる。
前橋「なんか」
城「生きてるだけで、辛いんだね!?」
菅沼「これで、僕が毎春、体育の授業で、神経症を悪化させてきた理由もお解りでしょう‼ そうですとも‼」思い出し泣き。