「さるも、聴診器」にまじつっこみ。

城「あれ、なんの話してたんだっけ」
菅沼「さるも、聴診器の話です」
前橋「ぶっちゃけ、聴診器の『き』だよと言われたところで、とっさには出てこない。普段から、救急にいなければ出てこない」
城「つうか、そんな人は、わざわざ語呂合わせで動いてませんからね」
高峰岸「それじゃあ、一体、何のための『さるも聴診器』なんだ」
菅沼「あれですよね。覚え方を『聴診器』にしてしまったがゆえに、『き』ってなんだよ、になりますよね」
前橋「語呂は悪いけど、さるも聴診器ょうまでつけないと。酸素マスク、ルート確保と採血、モニター、超音波検査、心電図、胸部レントゲン。ほら、すらすら出てくるよ?」
城「聴診器ょうって何ですか」挙手、質問。
高峰岸「語呂的には、鏡っぽいですね。聴いて診てまた見るんかい、ってなりますね」
菅沼「語呂合わせってこういうところ、危険ですよね。語呂を良くしたばかりに、本来の単語に戻れない。ふと頭の中に『だいこんみずまし』という謎の言葉が浮かんできて、なんだそれってすげえ気になって目の前の授業に集中できなくなってしまったり」
高峰岸「だいこんみずまし!! 聞いたことあるけど、なんだっけ!?」気になっている。
城「八百屋でしょう」
前橋「八百屋だよ、高峰岸くん!!」いい笑顔。
高峰岸「嘘です!! なんかの語呂合わせなんでしょう!!」
菅沼「鏡をつければいいのです」
高峰岸「え、八百屋に鏡!?」混乱。
前橋「なんかめちゃくちゃ年寄りの人出てくるよね」
城「あれは、年寄りというレベルを越えてますよね」
高峰岸「一体、何の話をしているんだあ…」頭を抱える。
菅沼「漢字で書けば、解るんじゃあないですか?」けなげ。
高峰岸「こ、こうか? 『大根水増』」ノートを見せる。
菅沼「その大根じゃない!! 根じゃなくて今ですよ!!」必死。
高峰岸「もう意味解んない…」両手で顔を覆う。
菅沼「国語で習ったはずです、ほら、思い出して!!」
高峰岸「そんな昔の話すんなあ…」思い出し涙。