「さあ、焼いてごらん?」。

お好み焼き屋さん。
前橋「さあ、焼いてごらん?」笑顔。
菅沼「城せんぱい、僕と半分こしましょう」
城「私3の、菅沼くん1ならば」
菅沼「それでいいです。多分、すぐおなかいっぱいになりそうなんで」
前橋「じゃあ、先生は一口でいいよ? 高峰岸くん!!」
高峰岸「オレの焼いたお好み焼きが食えないって言うんですか…!!」涙目。
城「だってえ、高峰岸の焼いたお好み焼きってお好み焼きの材料以外の何かが混入されてそうじゃん」
高峰岸「目の前で焼いてんだから、混入したら、すぐバレるだろうが…!! 頭、おかしいのか!?」
菅沼「いや、ここお店ですから、あまり混入混入言わないほうが」
前橋「菅沼くんの言うとおりだ。さっさと焼きたまえ」
城「了解!!」
高峰岸「焼き方…」おもむろに、説明書を熟読しはじめる。
城「焼いたことないんかい!!」
高峰岸「うん…」しゅんとする。
菅沼「前橋教授、もんじゃってなにものですか? なんかテレビとか漫画とかで出てきますけど…」
前橋「東京の下町あたりの食べ物じゃないの?」
菅沼「なんか、昔の駄菓子屋さんには、もんじゃを食べるコーナーがあったとかなかったとか。結構、面倒そうなのに…」
前橋「その面倒さを楽しむものかもれしれないよ」
菅沼「へえ…。高峰岸せんぱい、大丈夫ですか…?」
高峰岸「た、多分…」
城「ちょっと真似しないでくんない…!?」
高峰岸「え、ええっ…!? 城もオレも、お好み焼き焼いてるのに…!?」衝撃。