城さんのお好み焼き、高峰岸のお好み焼き。

城「まず油をひきます」
前橋「はい、油だよ☆」
高峰岸「え、ええ、自分のとこだけ引くの…!?」
城「当たり前だ!!」
菅沼「相変わらず、嫌われていますね…」
高峰岸「まあ、ここは真似するしかないか…」
城「ふん、ここは許してやるぜ」
菅沼「良かったですね、高峰岸せんぱい、前橋教授!!」
前橋「まあ、油はひかないとだめでしょ…」
城「次に、どばーっと材料を鉄板の上に乗せます。生地は厚めに、丸く!! はい、ここからは真似すんな!!」
高峰岸「じゃあ、まず、広げますか…」
前橋「それ、カリッカリになっちゃうよ!?」
菅沼「すごい、これがもんじゃ焼き…」
前橋「いや、材料はお好み焼きだから」
城「まあ、5分放置」
高峰岸「なんかぐちゃぐちゃにするらしいですよ。もんじゃ焼きは」
前橋「だから、これ、もんじゃ焼きじゃあないからね!?」
菅沼「うう、めっちゃ油が飛んでくる…。白衣、白衣が欲しい」
前橋「先生が、新しい服くらい買ってあげるさ。あ、今度、みんなおそろいの刺繍でも入れた白衣作ろうか?」
高峰岸「混ぜる、混ぜる…」
城「5分たったので、ひっくり返す」
高峰岸「おお、もんじゃ焼きはなんと素晴らしい。あの面倒なひっくり返すというテクニックがなくてもまんべんに火が通る…」
前橋「う、うう…」
城「また5分待つ!!」
高峰岸「土手を作る…」
前橋「それ、必要…!? 液体っぽいの、ないよ? だって、これ、お好み焼きの生地だからね…!?」
城「ひっくり返す!! 卵を円形に焼いて、乗せる!! あと5分で完成だぜ、菅沼くん!!」達成感。
菅沼「わあ、僕、たこ焼きとお好み焼きって、スーパーで買ってくるものだとばかり、思ってました☆」
城「ふふふ、あつあつをお食べ」
菅沼「やったあ☆」
高峰岸「ふふふ、ドーナツみたいですね。教授?」
前橋「何これ…」
菅沼「あ、ずるい!! ドーナツの穴部分に、目玉焼き入れるなんて!! なんかちょっとそっちのほうがおしゃれですよ!?」
城「な、何ィ…!?」嫉妬。
以下、読了。