城さんの悩み事。

城「う〜ん」
菅沼「どうされました? 城せんぱい」
城「このスカート、もう捨てたほうがいいかな?」
菅沼「ボロボロです」
前橋「僕、以前、洋服を捨てたら拾われたことあったよ。警察に写真を見せられた時は焦ったね」
高峰岸「オレの服なんか、きっと拾われない…」
菅沼「拾われないほうがいいじゃあないですか」
前橋「そうだよ、面倒臭いんだよ。形的に盗まれたことになるから、自分にとってはただのゴミなのに、警察がからんでくるから書類にサインしないとどうにもならないんだよ。本当に面倒だよ?」
城「先生、おかしいんです。毎月、新しい洋服を買っているのにも関わらず、着る服がないのです」
高峰岸「出た、女子がよく使う言い訳。それで、また新しい服を買うつもりなんだろう」
菅沼「解りました。城せんぱいが今お召しになっているそのスカートは、お気に入りの品なのですよね」
城「うん、だから、ボロボロ」
菅沼「ボロボロになるまで着倒した洋服こそが、城せんぱいにとってbestな洋服なのです」
前橋「そうなるね」
城「えー、言ってることはよく解るけど、例えばキャミソールやジーンズなら同じのまた買ってもいいかなって思うけど、コートが同じとかってなんだかなあって気がしない?」
菅沼「だから、例えば、そのスカートならば、どこがどう気に入っていたのかを具体的に記録していくのです」
高峰岸「ああ、それで自分の好みの傾向が言語化できるというわけか」
前橋「おお、なんだか洋服以外にも使えそうだね」
城「よし、記録ノート作ろう!! はい、菅沼くん、私の携帯で写メって!!」
菅沼「解りました!!」