綾綺につっかかる竹乃進。

竹乃進「お前、前々から思ってたけども、あの後期研修の医者と仲良しさんやなあ…!?」心なしか、涙目。
綾綺「は…!?」いらっ。
圭一「……」しら〜っとした目で、お茶飲む。ずずーっ。
竹乃進「綾綺のあほぉ…!!」逃げた。
綾綺「何やねんな、あいつ」
圭一「アホは兄さんのほうですよねえ、まったく…」笑顔。
綾綺「あほらし。誓子ちゃんとあそぼ☆」
圭一「ち、誓子は宿題が…」あせあせ。
綾綺「ふん、せやからこそや!! 僕の若紫計画に抜かりはおへん!! 有名私立小学校から先の、中学受験、医学部受験はこの僕が!!」
圭一「やめて下さい、私の娘ですよ…!?」涙、涙。
誓子「わあ、綾綺伯父さま…!! 誓子、宿題、終わりましたよ。遊びましょう?」わくわく。
圭一「勉強、勉強しなさい…!!」
誓子「そんなこと言ったって、まだ一年生だし…」
綾綺「ほな、綾綺伯父さまが立派な淑女になれるように今から手取り足とり教えてあげよう」
誓子「わあ、なんですか?」
圭一「兄さん、助けて!!」
がらっと障子をあける。
竹乃進「もう、ええんちゃう…? 婚約者が居ったら、変な男にひっかからんで」
圭一「兄さん、怒ってる…!?」汗。