栄にびびる竹乃進。

竹乃進「ああ、よくよく見たら、目元がちょっと紙織っぽいかも…」
栄「紙織さん?」
綾綺「僕の双子の妹や。竹乃進を鬼のように憎んではった」
誓子「鬼のように」
竹乃進「うん、まあな」
栄「でも、僕、圭一さんには可愛がられてますよ?」
誓子「ふふふー、お父さまったら、実の娘である私よりも栄くんのほうが好きなんじゃないかってくらいで」
竹乃進「誓子くんも怖い!!」
栄「まあ、12歳離れていますし、性別も違ってますし」
菜苗「そんなこと言ったら、いちばん可哀想なのは菜苗ですよ。結局、二女なんてどうでもいいんですよ。お父さまは」
竹乃進「お前、居たんか、菜苗!?」
菜苗「もう、栄くんが七夕のお誕生会に来て、菜苗が来なかったらおかしいでしょう!?」
竹乃進「それもそうか。七夕、菜苗、好きやもんな」
七夕「まさしく両手に花!! ……。あれ、圭一おじいさまは?」
綾綺「圭一くんは仕事」
七夕「なあんだ、つまんないの」
竹乃進「お前、実の祖父に何をする気や!?」
七夕「んー? ちょっと遊んでやろうかと思って」
栄「それはええな!!」きらーんってなる。
菜苗「栄くん!?」