なっつの存在に騒然。

竹乃進「でさ〜、ナッツが入った…」
紙織「なっつ!? なっつ、どこに居るの?」
圭一「お菓子の話ですよ、紙織さん」
綾綺「しーちゃん、なっつって誰?」
紙織「ん? しーちゃんのお友達だよ。九州の学校で会った」
竹乃進「紙織に、と、友達やと!?」
紙織「あ〜、友達というか、恋人?」
圭一「え、紙織さん、女子校じゃなかった…」
紙織「うん、だから、恋人は女の子。当然☆」
竹乃進「その理屈でいうと、男子校は…」
綾綺「あ〜、うちも男子校やったらなぁ」
圭一「そういう問題ですか?」
綾綺「よし、しーちゃん。そのなっつとやらを、京都に呼べ」
紙織「あーちゃん、しーちゃんの大切な人に会いたいの?」
綾綺「お母さま、喜ぶで。しーちゃんが自分以外の人に興味持つなんて!! てな」
紙織「じゃあ、呼ばない」
圭一「相変わらず、仲悪いですね」
竹乃進「紙織、女子高生やもんなあ、難しい年頃や」
紙織「そう、難しい年頃なの」
圭一「ええと、兄さんたちは男子高生ですよね?」
竹乃進「阿呆、オレが母親に逆らったら、オペされるで!?」
圭一「なんのオペ!?」
綾綺「自分で殴って、自分でオペするんや。美園さんの夢やからな、愛する息子を自分の手で執刀すること」