朝9時、開店。

皋「今朝、朝9時開店のドラッグストアから、買い物を済ませてきたお客さんを見たよ」
米谷「普通の話じゃないの?」
皋「ちょうど朝9時の時報がラジオから聞こえた。私はごはんを食べていた」
米谷「……。えっ…!?」
朝霞「まぁ、朝9時開店なら、その前には店員来てるだろうし」
安曇野「せせは、一分でも遅刻したら、もう学校とか行きにくい人なのよね。どうしても朝、歯が痛くて歯医者行ってから中学校に登校だとか、模試遅刻とかね。模試は一回、教室に入りづらくて帰ったし。予備校の先生が、『あれ、成績が?』ってなってた」
皋「お金‼」
朝霞「あずみんは、お金より気まずさを取ったんだな」
安曇野「時と場合によります。それにしても、果枝つんたら、まるで明智小五郎みたいね。でぃんござか‼」
米谷「……。団子坂であった殺人事件やろ」
朝霞「あぁ、D坂だから?」
安曇野「あの頃の明智さんは、ドヤ顔がよく似合った」
皋「少年探偵団に手柄を譲る明智さんなんて、ただの大きくなって、『明智小五郎』を襲名した小林少年だよ‼ 『僕にもあんな時代があったっけ』だよ‼ そして、明智夫人は、『眉の濃い美人』だからね‼ 恋人の眉が薄かったら、結婚できないの‼」
安曇野「あと、でぃんござかと、『ルビーの指環』って、シチュエーション的に一緒よね☆」
米谷「確かに‼」