直射日光じゃない、日光。

皋「美稲、直射日光じゃない、日光って何…!?」
美稲「え、カーテン越しの日光やろ?」
安曇野「なんで解るの、やっぱり、お花さんと友達だから!?」衝撃。
米谷「あぁ、美稲くんはお花さんと友達やからなぁ」微笑み。
朝霞「お前、よく花育ててる時間あるよな」
美稲「いや、もはや趣味というより、業務のいっかんになってきてるし」
皋「精神科なのに、屋上。救急の仕事、増やさないでね?」ぼそっ。
米谷「あぁ、それは確かに思ったけど。基本的に屋上って、出禁やろ?」
美稲「いや、基本的にお子さまとその保護者向けやから大丈夫」
朝霞「お前、病院の屋上はハーレムだったんだな」
美稲「人聞きの悪い‼」涙目。
米谷「それで、女子は何かを育てはるん?」
皋「食べ物がいい。野菜、野菜」
美稲「花やないんかい‼」
安曇野「ねぎがいい。あのなんかこう細っこいやつ。ラーメンに便利よ」
皋「ねぎ、ねぎいいね‼」笑顔。
朝霞「あぁ、うちの母さんも育ててるっけ。ねぎ。缶が可愛いから買ってきちゃった☆ って」
米谷「……。缶?」
美稲「なんや缶やら、ペットボトルやらに、土と種がセットになって売ってるんです。お手軽ですよ」
米谷「へぇ」
朝霞「自分には関係ないなと、思いましたね」