なな子が、心療内科医に。

せせらぎちゃん、浜くんの襟元を掴む。
美稲「あの、オレ、何やしましたっけ?」
安曇野「あのなな子が、心療内科医になっていたのよ!?」涙目。
美稲「なな子なんて、同級生居ましたっけ?」
皋「研修医なな子だよ」
安曇野「どうせドジな女の子には、外科医は無理よということでしょうよ。となると、美稲くんが、ずるい‼ なな子と同業者になってる〜‼」
皋「研修医なな子は、私たちお医者さんを目指すかつての少女の憧れだったのよ」哀しい目。
美稲「ほな、夢を諦めたなな子の分まで頑張れや」
安曇野「でも、なな子の旦那は、イケメン外科医。一体、どういうこと!? は、まさか、男目当て!?」
皋「ドジっ子が、そんなこと考えませんよ‼ 非スーパーローテート方式の弊害ですよ‼ 数ヶ月でも、お試ししてみればいいものを‼」
朝霞「でもな、あの山中医師は、外科医時代、手術中麻酔が切れそうになるほどでな、ジャマナカと呼ばれ、研究に行ったらはいノーベル賞だよ」
安曇野「人には、向き不向きがあるということね‼」
米谷「そう考えると、ジャマナカ言われて良かったのか」
安曇野「麻酔なしで、手術はまずいでしょう。訴訟されるわよ!?」
朝霞「ああ、でも、なな子が心療内科医に」しみじみ。
安曇野「やっぱり、ドジっ子が、外科医はまずいわよね」
米谷「あずみん、今のところは大丈夫?」
安曇野「私、私生活でしかミスしないもの‼」
皋「うん、実行する前に気付けば大丈夫だよ‼」
米谷「う、うん、まあ、そうやけどな」