果枝つん、パジャマ化する服。

皋「なんかもう全ての服が飽きた」
美稲「そんなおしゃれを極めたかのように」
皋「だって、もう、おんなじ服ばっか着て、もはやパジャマからパジャマに着替えてるみたいなんだもん」
朝霞「パジャマからパジャマ、最高じゃないか」笑顔で。
米谷「何を言うか、朝霞くん」
安曇野「あれよね。果枝つんて、わりかし一年中同じ服だものね。それは、飽きるわよ」
皋「週3か週4は、例のあいつなんだよ」暗い目で。
米谷「まぁ、正直、着すぎかなとは思うけど…」目をそらす。
安曇野「基本的な流れとして、ボーダーのTシャツとジーンズなのよね。果枝つんは」
朝霞「間にややおしゃれなのはさむんだよな」
米谷「ボーダーからの脱却をはかってはるんやったな」
美稲「ま、まぁ、私服があれでも、白衣に着替えたらな」
皋「はい、私、白衣もすでにパジャマ感覚です」挙手。
安曇野「そりゃあ、学部から着てるからね」
米谷「大学の入学式で、スーツの上から着た白衣。みんなきゃあきゃあ言ってはったのになぁ」
朝霞「遠いところまで来たね」
安曇野「でも、果枝つんは研修医になってからお化粧強制されたから、どうかしら?」
皋「はい、それもパジャマ化しました」
米谷「みんな、パジャマ化してしまうんやなぁ…」
朝霞「制服、ちょっと懐かしくなるな」
安曇野「忘れないわ。大学で初めての講義、高校の制服で受けたもの」
皋「え、大体の人、そうじゃない? 普通、学校単位でも近場の大学にオープンキャンパス行って、模擬講義受けるでしょ?」
朝霞「美稲、高校ん時、皋に頭突きされたもんな」
米谷「何故!?」