繊細な感じの、うっかりさん。

美稲「ていうか、『繊細な感じのうっかりさん』って何…?」
皋「せせらぎちゃん、入学式の次の日に高校の制服着て来なかったっけ?」
安曇野「着て行ったわ。憂鬱な春だもの。うっかりしていたのね。そもそも高校の制服なんて必要ないのに、実家から持ってきてしまったし、クローゼットの中でスーツの隣に制服をかけてしまったのが間違いなのね。だって、そこは朝着る服の場所なのよ」
米谷「案外、ぼんやりしてはんねんやなぁ。安曇野さん」
皋「まぁ、高校卒業したてだからね。間違えても仕方ないよ」
美稲「え、ええ~…?」