城さんと安曇野さんの違い。

前橋「城さんのお父さんの描く日本画は最高なんだよ」※酔ってる。
高峰岸「ああ、よく『城さんは黙ってれば、可愛いのに』て言ってますもんね。教授…」遠い目。
菅沼「あ、イメージを崩された人がここに居た!!」
高峰岸「いや、教授の場合は、城に会ってから画を観た人だからね?」
菅沼「逆じゃないですか。前橋教授!!」
前橋「君たち、一緒に個展に行ったじゃないか!!」
菅沼「え、行ってませんけど。逃げましたけど?」
高峰岸「記憶が混濁している…」
前橋「正直、城さんは個展に来ないほうがいいと思うんだ」
高峰岸「それは、素直に同意します」
菅沼「僕も同じく。え、でも、城せんぱいは一部の人に人気あるんですよね。お姫さま扱いですよね?」
高峰岸「教授。城と安曇野さんは、どう違うんですか?」
菅沼「ああ、両方、おかっぱ頭で奇異な行動を取ると噂ですよね…」遠い目。
前橋「全然違うよ!! 城さんは、本当にやばい人で、安曇野さんは演じてるやばい人なんだよ!!」力説。
菅沼「ぱっと見だと逆なのに!!」
前橋「騙されてはいけないよ。菅沼くん。城さんは、ほら、見ているとこう心の底から不安感が溢れ出してくるだろう」
菅沼「はい、泉のように!!」
高峰岸「泉のように!? いや、解るけども」
前橋「例えるならば、浪人しまくった医学部受験生みたいな」
高峰岸「オレのことですか…?」
前橋「いや、高峰岸くんは大丈夫なんだよ。もう受かったし、ね☆」笑顔。
菅沼「そうです、もはや受験生ではないのですよ。もっと大変なことがこれから待ち受けているかもしれないですけれども。というか、将来の妻が『子沢山母ちゃんになりたい』って言っている時点で、具体的困難が見えてきますけども」