圭一色に染まる、紙織くん。

紙織「えへへ☆ 圭一くん、女の子のお洋服が売っている場所なんて、行ったことあるの?」
圭一「綾…。うん、ええとですね」※危険を感じ取った。
紙織「え、何? 今、何か、言った? 圭一くん」
圭一「いや、妖しいって単語、すごく良いですよね。妖怪のほうの」
紙織「うん、すごく良いと思うよ!!」
圭一「あ、紙織さん。つきましたよ」
紙織「ええと、雑貨屋さん?」
圭一「そうですね。雑貨屋さんです」
紙織「圭一くん、すごいよ!! まさか雑貨屋と名のつく店に洋服が売っていようとは、ほとんどの男の子が思いもしないよっ!?」
圭一「お褒めに頂き、大変恐縮です」頭を下げる。
紙織「本当だなぁ。圭一くんは近い将来とんでもない女たらしになっちゃうんだろうなぁ」
圭一「いやいや、僕は一人の女性をとことん追いつめてやるタイプですよ。嫌っていうほどね?」
紙織「圭一くんに惚れられた女の子は、愛され過ぎて大変だね!!」