八重さんに憧れる城さん。

城「前橋先生ッ!! 私が目指すべき少女像をまた見つけましたよ」
前橋「へえ、そうなんだ」
菅沼「興味ないんですね?」
高峰岸「話くらい聞いてあげましょうよ」
前橋「ええ、僕、解剖の準備で忙しいんだけど」
菅沼「さっきまでコーヒーブレイクしてましたよね?」
前橋「終わったということだよ」
高峰岸「そんなこと、オレがやりますよ!!」
前橋「ああ、うん。高峰岸くん、助手だったもんね。忘れがちだけど」
高峰岸「忘れないで!! ていうか、オレをなんだと思ってるんですか!?」
前橋「え、なんだろう。大学院修了をあきらめた亡霊…?」
高峰岸「生きてるよ!! 生きてるから!!」
菅沼「それで、城せんぱいは何を見つけたのですか?」
城「八重さんという素敵女性さ!!」
高峰岸「いや、遅くない…!?」
前橋「僕、修学旅行で、五稜郭にも会津若松にも行ったけれど、当時は全く謎だったからね。会津若松への道中のバスでは、確かそんなこんなのビデオを流していたはずだが、実際にあれを素直に観る修学旅行生なんてどれだけいたことか」
菅沼「う〜ん、観ないですよね…」
前橋「だから、日新館で、『あの時は、どうもありがとうござました』と言われたのも、かなり謎だった。感謝を述べるのなら、歴史も説明してくれないと解らないというものだ」
高峰岸「前橋教授、本当に日本史に興味ないんですね…」←残念そう。