お茶しようぜ。

※お茶をする親戚3人組(栄、菜苗、七夕)。
栄「七夕、何、食べはるん?」
七夕「七夕さ、全部だと多いんだよね。栄、半分こしよう」
栄「うん、僕も正直、半分でいい」
菜苗「私、抹茶パフェ食べるけど、七夕くんも食べる?」
七夕「菜苗、パフェ食べるんなら、もっとおいしそうなのにしろよ」
菜苗「抹茶だって、おいしいよ!!」憤慨。
栄「抹茶、おいしいか? 僕、抹茶は好きやけど、抹茶の加工品はダメやねん」
七夕「甘いのか苦いのか、わけわかんないよな」
菜苗「ええ、このアンビバレントな感じがたまらないのに」
栄「ええ、菜苗ってそういう子ぉなん?」
菜苗「私、どういう子に見られてるの?」
七夕「菜苗はな、洋風か和風かで言えば、和風に見られたいんだって。だから、フランス趣味に染まりたくないんだって」
栄「あー、うん?」
菜苗「栄くんは、髪の毛ふわふわしてるから、ちょっと洋風っぽいよね!!」
栄「お父さん、将棋好きやけど、栄くんは似合わないねってよく言われる。そのせいで、チェス派」
七夕「それで言ったら、七夕は超和風な見た目って言われる。これでも、フランス人のクォーターなのに。目の色がちょっと薄いねえみたいな」
菜苗「うーん、七夕くんは和風だけど、言動が男子だよね」
七夕「うん」
栄「七夕、フルーツタルトでええ? あと、飲み物はストレートティーで」
七夕「オレンジジュース!!」
菜苗「よし、頼もうか」