栄くんの習い事。

菜苗「剣道と将棋…。大好きだけれど、それだけでは、素敵女子になれないわ!!」
七夕「そうだな。七夕も、そのうち、なんか習おうかと思う」
栄「うん、大人になったときに、話のネタにもなるで」
七夕「だから、変なのがいい!!」
菜苗「私は、普通でいい!!」
七夕「ねえねえ、栄、習い事何してんの?」
栄「統についていったのだと、ピアノ」
七夕「普通だな!!」
栄「うん、まあ。水泳は、身体弱いから強制的に通わされて」
菜苗「東大生に多い子供時代の習い事!!」
七夕「そうなのか?」
栄「大きくなってきて、女子の視線がうっとおしいから、すぐやめたけど」
七夕「普通、逆じゃないのか?」
菜苗「栄くん、美少年だもの…」
栄「菜苗、いくら菜苗のお父さんが僕を好きだからって、気に病むことはないんやで?」
菜苗「……」
七夕「ねえ、変な習い事は?」
栄「おすすめは、パズル」
菜苗「何それ、そんなのあるの!?」
栄「超楽しいで? 数学オリンピックを目指すだけの数学塾とかあるしな」
七夕「それだ!! それにする!! パズルと数学!!」
栄「数学のほうは、まだ難しいやろうから、先にパズル教室通って考える力を伸ばしておくとええで」
七夕「そうする!!」
菜苗「ねえ、私の習い事は!?」
栄「え、それは、自分で考えはったら…?」
菜苗「栄くんが…」