菜苗の習い事を考える。

菜苗「栄くん。ジョンくんは、奈良ではどこを見てまわったの?」
栄「えーっと、東大寺興福寺国立博物館に、県立美術館だって」
七夕「結構、本気で観光してやがるな。東大寺なんて本気で回ろうと思ったら、かなり時間かかるのに」
栄「ほんまやなあ。鹿せんべいもあげたって。鹿が鎖食べてはったとか書いてあったんやけど…?」
菜苗「ホルンで鹿寄せ…」
七夕「菜苗が鹿にときめいている!!」驚愕。
栄「あれ、奈良公園の鹿って、野生動物やから結構凶暴やで?」
菜苗「鹿は最も美しい動物のひとつよ」
栄「まあ、それは認めるけど。あ、春日大社行きたい」
菜苗「唐突だね」
栄「ほら、僕、赤いもの好きやろ。春日大社は素敵朱色やで? で、鹿の灯篭がいっぱいあってなあ、鹿のおみくじも売ってるんやで」
七夕「鹿のおみくじって、どんなだ?」
栄「奈良はな、一刀彫いうんが有名で、まあ、刀で彫った木彫りの鹿やな。それが、おみくじ加えてはるんや。可愛いで?」
菜苗「はっ、統さんが好きなのか」
栄「当たり☆」
七夕「七夕もそれ欲しい。ジョン、来たら、奈良行こうぜ!!」
菜苗「ええ!? ジョンくん、奈良、もう行ったのに!?」
栄「うん、今度は春日大社見てから、絶妙に不便な遠方の寺にでも行こか」
七夕「まほろば線、乗りたい!!」