意外と女子度が足りない菜苗。

菜苗「うぅ〜…」
栄「菜苗、菜苗。それこそ、菜苗の好きな母親に相談したらええやん。子供の頃、何、習ってた? て」
菜苗「はっ、そうか!!」
七夕「菜苗、見た目は、七夕よりかずっと女子っぽいのになあ」
栄「ほんまやなあ」
菜苗「うう…」頭を抱える。
菜苗「だって、菜苗のお母さまはね、菜苗よりもずっと和風っぽい顔立ちなのに、フランス趣味だもの!! そう、おばあさまの影響で!!」
七夕「なんだよ、フランス趣味でもいいじゃないか」
栄「そうそう、おばあさまに言ったら、フランス料理なんかフルコース作れるまで教えてくれはるで?」
七夕「すごいな!! えっと、それ、おいしい?」
栄「今度、僕が作ってあげようか」
七夕「やったー!!」
菜苗「同じ祖母を持って、同じ年の孫なのに、私は作れない…」
栄「それは、菜苗が、剣道だの将棋だので時間なかったからやろ」
菜苗「その間に、栄くんは女子度を磨いていたのね」
七夕「そうなるな」