しーちゃんのお友達。

しーちゃんは、正直、人間に興味が無いタイプだろう…。けども、女の子の友達がひとりもいないのは、さすがにどうかと思うのだ。小学校から女子校であるのに。
九州で、最後の高校に居た子と仲良しさんにさせてみようと試みる。
小石川 夏(こいしかわ・なつ)さん。愛称、ナッツ。
しーちゃんがめちゃくちゃ和っぽい子だから、ナッツは洋風にしてみようかと絵を描いてみるが、明らかに「小石川さんじゃない」ってなる。結局、和になる。
しーちゃんもきっと癖のある声だろうけども、ナッツもナッツで変わった声そうな顔になる。まあ、それはいいや。きっと、ふたりは浮いているね!! 「あのふたりだけ、別世界だよね」ってクラスのみんなから思われてるぞ。
しーちゃんとナッツの出会い。
しーちゃんの机の前に立つナッツ。
小石川「私たち、つきあおうか」
紙織「部活とか、習い事とか、そういうの?」
しーちゃんは、女子からの告白など慣れっこなので、やれやれと思う。ため息。
小石川「私、クラスで浮いてるから、私とつきあったら楽だと思うよ?」
ずきゅーんときたしーちゃん。「それだ!!」みたいな。
で、つきあってるふりをしているうちに、「なんだ、こいつ、結構、いいやつじゃん」みたいなことになる(笑)。