嫌いじゃないよ?

城「かわいこぶりっこがお嫌い…。じゃあ、私のことも…」ぐすん。
前橋「ああ、もちろん城さんは違うよ?かわいこぶりっこしてるっていうよりは、理想の自分目指して頑張っていて健気だと思うよ」
城「先生…!!」
高峰岸「と言いますか、いちばんの問題点はその『理想の自分像』じゃあないですかね?」
菅沼「クラスでバカ騒ぎしてるお調子者…みたいなのに、憧れてるんですよね…(ドン引き)」
高峰岸「だって、自分のこといじめてきた人たちみたいになりたいって…」
前橋「なかなかに自虐的だよね☆でも、そこが城さんらしいと思うんだ」
城「えへへー☆あ、そうだ。この機会だから聞こうっと♪菅沼くんは先生のこと、偏愛してるけど何で?」
菅沼「まあ、理由もいろいろありますけど、例えば、顔。顔ですね」
高峰岸「菅沼も城もまあまあな部類のくせにっ(泣)!!うらやましいぞっ!!」
菅沼「高峰岸せんぱい、あれですよ。僕は『綺麗』とは言われるけれど、なかなか『美人』とは言われないんですよ?城せんぱいだって、正確に評すると『可愛い』けれど、『美人』ではないんですよ」
城「そうそう。わかる、わかる」
高峰岸「あ、ああ、そう…」(何か、本気で返してきた…っ!!)
菅沼「その点、前橋教授は、『Young and old alike love』な顔立ち、つまり、誰もが認める『美人』、『美しい人』なんですよ!!」
前橋「わあー、照れるなぁ…wまっ、言われなれてるけど☆」
城「そしたら、高峰岸さんなんか誰もが認める『醜男』だもんねっ!?」
高峰岸「…城んとこの大家さんにちくりに行こうっと」
城「ぎゃあー、やめて!!」
ふたり、退出。
前橋「あのふたり、なんだかんだで仲良しだよねー。ね、菅沼くん?」
菅沼「同意します」



以下、読了。
Waltz 4 (ゲッサン少年サンデーコミックス)