紗々ちゃん、ジャンパースカート。


前橋「城紗々。君は、何故、似合いもしない服を着る」
菅沼「え、ええ、言うんですか? 本人に、直接?」
城「た、高峰岸…」
高峰岸「正直、お前と仲よしのなぎなた部の後輩のほうが似合うんじゃないかとは常々…」
城「す、菅沼くん…」
菅沼「ごめんなさい。でも、城せんぱいのめるへんなワンピース姿を見ていると、なんかこう不安定な気持ちになってくるんです。お願いだから、極力白衣を脱がないで下さい…」涙ながらに。
城「どうして、白衣が無くてはワンピースが着れないというの? あ、今日はジャンパースカートですよ」
前橋「城紗々。君のお父上は大変、哀しんでおられる。娘を溺愛しているから言えない。でも、本当は言いたい。『紗々が、変な服着ている』と!!」
城「うあーん、言ったな!! 本当のことを」
前橋「君の父親は、京都を、日本を代表する日本画家だよ。変な服着てちゃあ駄目でしょ!?」マジ。
高峰岸「いや、服は変じゃない。城が着るから、不安定になるだけであって、決して服に罪はない」
菅沼「もう、あげましょうよ。後輩に、佐世保果南後輩に」
城「ああ、めるへん…。私のめるへんな服がぁ…」泣き崩れる。