城さんのお父さん。

菅沼「前橋教授、疑問なのですが、城せんぱいは父親似ではないのですか?」
前橋「うん。城さんの和っぽいもの好きは、お父さんが日本画家なんだからだろうけど、それ以外はカケラも共通点がない」
高峰岸「どんだけ似てない親子なんだ…」
菅沼「謎が全て解けました」
高峰岸「え、誰か殺されたっけ?」
菅沼「城せんぱいのお父さんはきっとヤンデレ萌えです」
高峰岸「会ったこともないくせに、言い切りやがったぞ、こいつ!!」
前橋「ああ、なんか分かるかも」
菅沼「固物なフランツ・ヨーゼフが奔放なエリザベートに惚れたように、城せんぱいの父親もまた妻となるだろう女性に恋をしたのです」
前橋「ああ、城さんが自分と正反対のモノに憧れるのって、お父さん由来なんだ…。やっぱり、親子だなあ。ふふふ☆」
前橋「それで、結婚して愛する妻にそっくりな娘が生まれた。もう、お父さんは幸せです。だって、好きな子を自分の手で一から育てられるのだから。妻が亡くなって余計に娘ラブ!! なわけですよ。そりゃあ、妹くらい作ってやりますよ」