精神的臨界点突破。

菅沼「く、臨界点…。人生をより良いものにするための、臨界点…」
高峰岸「あなた、大丈夫ですか…?」
前橋「真顔で尋ねたね」
城「基本的に、人間なんてみんなどこかしらクレイジーなものではありますが、菅沼くんの言動はなかなか聞き捨てなりませんよ」
前橋「まあね」
菅沼「ほら、高峰岸せんぱいだって、初めての彼女が最後の彼女になったわけでしょ」
城「それは、まだ解んないけどね。ふん」鼻で笑う。
高峰岸「そこ、鼻で笑わない…!!」涙目。
前橋「もてない男の臨界点を突破して、これから幸せなご家庭を築くぜって…?」
菅沼「それもあるし、高峰岸せんぱいは多浪もされてその後、見事に医学部合格も果たしていらっしゃるじゃあありませんか」
前橋「今まで水を入れるコップに穴があいていたのか、それとも入れていく水の量があまりにも微量だったか、まあなんだかんだで、水があふれる日がきたと」