菅沼くん、理想の白衣。

菅沼「そう言えば、思い出しました。僕には、理想の白衣があるのです」
城「ああ、私もデザイン重視で買っちゃうな。誰が大学生協なんかで買ってやるかってなる。わざわざ白衣のカタログ取り寄せちゃうぜ」
前橋「ええ、高峰岸くんは、高校生の頃、オープンキャンパスで、大学生協に白衣売ってるの見て興奮しなかった?」
高峰岸「興奮しました…」
城「それを言うなら、私は大学生協でジャンプが売っていることに興奮を覚えました」
菅沼「大学生にもなって、ジャンプって!!って感じですけど、まあ、暇だから読みますよね…」
高峰岸「オレは特にこだわりないけど、菅沼の理想の白衣ってどんなんだ?」
菅沼「綿100%です」
前橋「それ、絶対、いろんな機能ついてないよ!? 汚れを防いだり、静電気を防いだりしてくれないよ!?」
菅沼「いや、いいのです。みなさん、昭和が舞台の医療ドラマなど見られたことはないでしょうか? そうです、あの清々しい白衣!! 真っ白です!! 血がついたら確実にシミになること請け合いの白です!! あれでこそお医者さんですよ!! ああ、それから袖に紐が入っているのなんていただけない。いいんです、お医者さんは実験なんかしなくたってね。なんなら潔く腕まくりをすればよいのです」
城「ああ、なんか学校の制服のブラウスやら夏用セーラー服の生地が、サラシだったと知ったときのがっかり感? 真っ白じゃねえじゃん!! って」
前橋「まあ、毎日、綿100%のシャツなんか着られたら、お母さん大変だよね。いや、うちの母はたまにしかシャツにアイロンかけなかったけど」