進学校出身者の、哀しい性。

米谷「昨日は珍しく暇な休日でな…」
皋「良かったね、米谷さん‼」
米谷「……」
朝霞「良くなかったっぽいですね、米谷さん」
米谷「一日、暇って何すればええんや‼ 進学校出身者は、無駄にそわそわするんや‼」
安曇野「二連休とか、もう‼ ってなるわよね」
美稲「え、土曜日学校休みなん!? ってなるよな。高三とか特に、土日が模試で潰れて、二週間ずっと登校してるとかあるし」
米谷「暇すぎて、ありとあらゆるものを洗いつくしたり、ネギ丼作って不味かったり、長編小説を読んだり、テレビ録画してあるやつを消化したりしていたら、ようやく夜になってくれた…」
朝霞「進学校出身者って、ずっと引きずられる運命なんですかね…」遠い目。
安曇野「普通校出身者と、仲良くなれる気がしない…‼ どうせ、放課後、カラオケばっかり行ってるんでしょうが‼」
米谷「それは、偏見やろ」
皋「私、普通校出身者だよ!? 大学行く人のが、珍しかったもん‼」涙目。
朝霞「皋は、別格だから大丈夫」