ごろんちょする、栄くん。

望月家、リビング。数学の本を読みながら、歩く栄くん。ゴロ寝用布団に躓く。七夕と菜苗が遠目から見ている。
七夕「ええ、栄、でんぐり返ししたぞ!?」
菜苗「栄くんは、よくごろんちょするよ。小さい頃から」平然と。
栄「頭をどこかに強打したくなったら、前転でもしとけとの両親からのアドバイスや」乱れた髪をなおす。
菜苗「強打するよりか、ごろんちょのほうがだいぶ健全だものね」
栄「それにな、七夕。前転すると、数学の問題が解ける」マジ。
七夕「ほんまかあ!?」大興奮。
菜苗「七夕くん、訛ってる‼」
七夕「てか、菜苗。ごろんちょって何? でんぐり返しだろ」
栄「僕かて、わざとつっこまへんかったのに」
菜苗「えっ…」衝撃。