菜苗の、料理スキル。

七夕「なあ、栄。菜苗の料理スキルっておかしくない?」
栄「あぁ、まぁ、菜苗と僕とで比較したら、僕のほうが料理の才能あって、おばあちゃん的にこっち教えたほうが面白そうみたいな」
七夕「つまり、見限られたのか。菜苗のやつ。実の祖母に」
栄「いや、仕方ないんやて。あいつ、聴覚過敏やからな。肉が焼ける音とか、油がはねる音とか、ほんまに無理なんやって」
七夕「あぁ、いきなり大声出すと、信じられないくらい怒られるもんな」遠い目。
栄「子供なんやから、許してやればええのにな。菜苗、七夕の叔母さんなのにな」
七夕「菜苗、将来、お母さんになっても、自分の赤ちゃんに向かって文句言いそうだな」
栄「それ、なんかもう、いや、涙がよう止まらん」
七夕「菜苗も、菜苗の子供もかわいそう」号泣。