通じ会う、23才と10才。

谷地昇研究室。
朝陽「次実ちゃんの旦那さん、精神科医やってはるっておじいちゃんから聞いて」
次実「精神科医は、ええで」
朝陽「?」首を傾げる。
次実「すぐ診て貰える!!」マジ。
朝陽「すごい、なあ、おじいちゃん!?」
谷地教授「……。ま、まあ、幸いなことにここは医学部やしな…」
朝陽「おじいちゃん、精神科医の旦那さん、見つけてね」
次実「そうかぁ、朝陽ちゃんも大きならはったら、精神科医の旦那さんと結婚するんかぁ」



※数年後、律儀に精神科医を紹介するおじいちゃんなのでした。九原さん、現在、大学生。きっと泣きながら、勉強している。将来、面倒な患者=朝陽ちゃんに出逢うとも知らずに。未来の上司、畿内先生の陰謀なのです。