里穂は、犬っぽい。

幸「里穂はさっきから一生懸命、何を書いているの?」
里穂「プロフィール帳よ。そっかあ、男子はこういうの交換しないわよね」
幸「?」
善治「里穂よりか幸のほうがよっぽど女子度高めな見た目やけどな」
聡明「よ、善治くん…」照れ。
里穂「どういう意味!? 聡明は、幸のこと、どう思ってるわけ!?」ぷんすか。
善治「そういうとこやで?」
里穂「ああ、幸ってば、すぐ涙ぐんで…!! 私が泣かしたみたいじゃあないの!!」
幸「ご、ごめん…」
聡明「まあまあ。早く続きを書きなよ」
里穂「そうする。ええと、自分を動物にたとえたら…? 私、何かな?」
善治「犬やな」
里穂「そうなの?」
幸「柴犬っぽいかも…」
聡明「柴犬、可愛いよねえ」
里穂「そ、そうかしら…」照れ。
善治「きゃんきゃん吠えるところがな」
里穂「んもう!!」