善治に恋愛相談。

善治、目覚める。「あれ、なんやコレ・・・?」
布団の周りに大量の花。「葬式?い、いやがらせ!!」
ガラッと窓が開く。「私よ、里穂」「いとこにいやがらせされた!?」「ち、違うもん!」赤面。
善治「まあ、ええから中に入って来いって。話はそれからや!!」やや涙目。
中で正座する里穂。もじもじ。
善治「は?何で、もじもじしてはるん?」
里穂「あ、あのね。善治って、いっぱい大人の人とおつきあい?してるでしょ」
善治「まあ、僕の場合は体目当てやけどな」
里穂「思うのだけれど、善治は本当に小学生なのかしら。腹黒が過ぎるわよ」
善治「ということで、里穂みたいな純粋な恋愛について答えられるかどうかはわからんけども・・・」
里穂「う〜ん、そうか・・・。あう・・・」
善治「で、里穂の好きな奴ってどんな人なん?」
里穂「え?あの油絵の人・・・」
善治「は?ここにいるわけないやん。そんなん」
里穂「似た人を見たの!もう、絶対に彼だったわ!」
善治「・・・修学旅行か?」
里穂「ううん、お母さんらしき人と一緒だったから、きっとこちらの大学に進学したのだわ。きっとそうよ」
善治「ほんまかあ、それ?」
里穂「私は信じるわ」
善治「ふうん、それはええけど、花ぁ、片付けっててなあ」
里穂「はっ!」



つづく