前橋教授の神経も3本まで。

※学部生の解剖実習のお手伝い後。
城「ふう、久々に聞いたなあ。前橋先生の『バガ、この』☆」
菅沼「何故か、東北人は『バカ』の後に、『この』をつけがちですね」
高峰岸「お前ら、学部の解剖実習で、『バガ、この』言われた?」
城「言われてたら、ここにいないよ?」
菅沼「言われててここに入ってきたら、相当、ハートが強いですよ」
佐世保「私なんか、毎時間、前橋教授から『バガ、この』いただいてました」
城「ええ、じゃあ、果南ちゃん、ここは入れないじゃん」
高峰岸「ついでに、外科医も絶望的だな」
佐世保「そもそも私、背が低いんで、手術台まで届かないみたいな。長身のドクターと一緒にオペとかあったらどうするんだみたいなことに」
城「背の問題は、お立ち台でどうとでもなるだろうけど、背が低いと、手も小さいからなあ。やっぱり、外科は向いてないんじゃない?」
佐世保「うう、内科かあ…」
菅沼「ああ見えて、前橋教授だって、神経3本までは我慢してるんですよ?」
城「前橋先生の神経も3本まで!!」
高峰岸「城の後輩は、どんだけ不器用なんだよ?」
佐世保「お前はもう大腿骨でも切ってろと力仕事を任されました」
菅沼「ああ、前橋教授お気に入りの朝霞くん…でしたっけ? あの子、きっと大腿骨も上手に切られなかっただろうに…」
城「朝霞くんはね、みんなに朝霞くんの分の解剖も振り分けて、その代わりにみんなの分の解剖図描けということで」
高峰岸「あ、オレ、解剖はまあまあ上手なほうだったけども、『絵が下手すぎる』と言われたっけなあ。懐かしい…」