作品中の数学者たち、イメージ。

ルーカス・カーペンター。
「ぼんやり型の天才」。「なんかこうなんじゃね?」ということが感覚で解る。日々の仕事は、その発想を言語化、数式化すること。共感覚の持ち主っぽい。
鷺沼恵太。
計算大好き☆ サクサク自分の手で計算していくことを好む。出来ることなら、数学の論文は常に手書きでありたいと願っている。
なーくんこと名寄文生(なよろ・ふみお)くん。鷺沼くんの後輩。
論理を見抜く力が素晴らしい。初見で理解しちゃう。大学では、自分が使える数学の道具を増やしていくことに青春を費やしている。いつか異なる分野の橋渡しをしたいと願っている。
望月昴耀。
好きな数学者はラマヌジャン。正直、フェルマーの性格はどうだろうと思っている。連綿と続く数学の小さな、でも、とても重要な発見をしたいという野望を抱いている。数式を小さな子供のように愛している。
望月栄。昴耀さんの息子。
数式を見るにつけ、熱い涙がこぼれそうになる。数学も好きだが、数学史はもっと大好き。もっとも身近で偉大な数学者である父の研究のバトンを引き継ぐのが夢。愛する姉のため、一般の人にも解りやすいあっと驚く発見がしたいと思っている。