都市部と田舎。

前橋「え、高峰岸くんって、本当に五浪なの!?」
高峰岸「五回も落ちてませんよ、四回失敗しただけです!!」涙目。
菅沼「へえ、本当にいるんだ。多浪の人」
城「四年も経ったら、大体の学部は卒業しちゃうよ。同級生はもう働いているのに、『オレ、今から学生かよ』って感じじゃない」
前橋「まあ、でも、あれだよね。医学部というところは、本気で勉強して3〜4年経っても受からなかったら諦めなさいって言われるよね。良かったね、受かって」
高峰岸「そもそも現役で受かるやつは、幼稚園からして受験してますからね…。オレみたいな、一般家庭とは意識が違うのですよ…」
前橋「都市部に住んでる子って、それだけでアドバンテージあるからね。自分が私立中学受けなくても、友達が受けるってなれば、『そういう道もあるんだな』って分かるじゃん。田舎出身だとせいぜい中学に入ってから、『どこの高校入る?』ってそこからスタートじゃん。準備期間が違い過ぎるんだよ」