幸クン、初めてのお酒2。

なんかおしゃれなお店にやってきた聡明と幸くん。
前橋「幸くん、まだひなまつりセット残ってるって!!」うきうき☆
幸「いや、ひなまつりはもう終わりましたよ…?」
前橋「基本的に女の子用だから、お酒もあんまり強くないやつなんだってさ。だから、初心者にはちょうどいいんじゃない?」
幸「ああ、そういうことならいいですけど」



ひなまつりセット、登場。
前橋「甘酒、うまい!!」
幸「なんか前橋さんのと僕の、違うんですけど…」
前橋「ああ、僕のは和風で幸くんのは洋風だって。ちょうどこれで最後だから、『頼んで』って頼まれたもんで」
幸「ひなまつりで、和風とか洋風とか言ってる時点で、何かを履き違えていますよ」
前橋「わあ、このロールケーキ、米粉でできてる。もちもちしてておいしい☆」
幸「思い切り、はしゃいでますね」
前橋「まあ、幸くんもカクテル飲んでみなよ」
幸「それでは、いただきます」ごくっ。
前橋「どう?」
幸「うーん…。胃が気持ち悪い」
前橋「うん。最初のほうはそんなもんだよ」
幸「うわあ、甘ったるい…。桃、桃の味だあ…」
前橋「うん、それ、桃のカクテルだからね」
幸「菱餅ゼリーでも食べるか」
前橋「餅なのか、ゼリーなのかよく解らないよね☆」
幸「菱餅の形をしたゼリーです。つまり、餅ではありません」
前橋「幸くん、もうちょっと飲んでみる? 何か頼もうか」
幸「今日は、べろんべろんになるまで飲んでやる!!」
前橋「じゃあ、見守ってあげるねー☆」