紫じゃない瀬音。


精也「瀬音、お父さん、死ぬまでに一度は見たいものがあるんだ」
瀬音「えっ、何!? もしかして、瀬音の花嫁姿? それなら、今すぐにでもパパのお嫁さんになるよ!!」
風子「瀬音。あなた、いつまでそんな子供みたいなこと言ってるの? いい加減、現実を見なさい」
瀬音「嫌だあ…。そんな残酷な現実なら知りたくないよお。知ったらきっとパパと同じ免疫の病気になっちゃう」
風子「あんな大学病院でもめったに見ないようなしちめんどくさい病気になられてたまるもんですか。そんなもの、専門医の私が、予防してあげるわ!!」
瀬音「わあ、専門医、こわい〜」
精也「あのね、瀬音。お父さん、たまには紫じゃない色の服を着ている瀬音が見たいなあって」
瀬音「それは、私にアイデンティティを捨てろと言っているの?」
精也「そ、そんなに重いのか…!」
風子「いいや、どうせ精也くんのお願いなら聞いてくれるよ。だって、瀬音だもん」
瀬音「なんか解っててむかつく〜」
風子「母親に向かってむかつくって言うな!」
ということで、紫じゃない瀬音でした☆