名言☆松本センセイ。

前橋「ねえ、菅沼くん☆あの松本センセイの名言を聞きたくはないかい?」
城「あ、前橋教授が医学部の卒業式の時のやつですか?」
前橋「うん、そうだよー☆」にこり。
菅沼「僕は…、医学部の卒業式に何ひとつ良い思い出がな…。いや、強いて言えば卒業ができたこと自体かなあ…。もう、あんな思いをしなくてもいいんだと思ったら嬉しくて嬉しくて」思い出し嬉し涙☆
城「袴、寒かったなあ…。早く、集合写真撮れよ、って他の女子は言ってたっけ」
高峰岸「……」
前橋「あれ、高峰岸くんは何かを想像して哀しくなったのかな?」
菅沼「はっ、それを言ったらば、前橋教授は大学院の卒業式はともかくとして、医学部の卒業式は知らない人だらけじゃあないですか!!前橋教授、チャレンジャーっすね!!」
前橋「うん、まあ、でも別にその前の大学でも飲み会一度も参加しなかったし、対人恐怖で一回生んときのゼミは半分も参加しなかったけど、何故か指導教官からはノータッチだったね。ああ、そう言えば、何もないのに涙が止まらなくなったりしてさ、そしたら、どういうわけか、実は昨日だったかに家族の誰々が死んだばかりだとか、先生も耳が悪いんだよとかちょっと重い告白をされてさ」
高峰岸「なんでみんなして大学時代の辛い思い出語り合ってんすか!?頭、オカシイんですかッ…!?もういいから!!そういうのいいから!!実体験でお腹いっぱいだから!!大学院も終わっていろいろ忘れかけてきてるのにわざわざほじくり返さないでッ!!」
前橋「さあて、そこで我らが松本大センセイの名言だ☆」
城「過呼吸を通り過ぎてガチでもはや呼吸停止!!な辛い学生生活最後の卒業式の日によ?」
菅沼「ハンカチ!!ハンカチを手元に準備して!!」
前橋「君はきっと寂しい。だから一つところに居られない。もういつまでもふらふらするのは止めて私の所に来なさい。これが辞令だよ」
城「うう、嫁に行きたい。おじいちゃん先生なら、きっと幸せにしてくれるはず…。ああ、しかし哀しいかな。おじいちゃん先生は本当におじいちゃんなのでしたッ!!家族が超うらやましいんですけど…!!」
菅沼「まあ、城せんぱいが興奮なさるのもわかりますよ。もうホントにプロポーズですよね」
前橋「そうさ。紙を受け取った僕は随分年下の同窓生だらけのあの場で言ってやったさ。抱いていいですか?と」
高峰岸「そして、即座に拒否されたんですね…」ドン引き☆
前橋「うん、まあ、さすがに僕も学士さまになったからわかるさ。わさわさ学位3つ持ちだよ」
城「わさわさ学位3つ持ち!!なんだか面白い響き!!」
前橋「じゃあ、プラトニックで行く代わりに顔を合わせた日は、一日一回以上は松本センセイの御尊顔を肴にご飯を一緒に取りましょうとな」
城「すてき!ご飯は浮気には入りません☆」
高峰岸「なんかいろいろ思い出してきたぞ!それで、現役時代はあんなに恐れをなしていたのか…」