城さんのあれやこれや。

前橋「城さんはねえ、あれだよ」
高峰岸「あれじゃ、解りません」」
前橋「城さんのお父さんがいきなり亡くなりでもしたらどうすんのって話さ」
菅沼「なぜ、こんな現実的な話ばかり!!」
城「おう、そんなことまで私の父と話したんですか?」
前橋「そうそう。城さんの学部の入学式のときにね」
菅沼「そんな前から!!」
前橋「城パパは、自分の身に何かあったときのために、命を削る勢いで絵をたくさん描いて残してるみたいだけどね、それでも、絵が全て売れてしまった後はどうしようと考えるわけだよ」
高峰岸「度を越した娘想い!!」
菅沼「ああ、その保険が三つ子なのか」
前橋「でも、中学卒業までは、働けないから、そのときまでは最低限ここにいてあげられるように配慮しますよと城パパと約束したんだ。だって、城パパ、超絶ナイスミドルだから☆」
城「えへへー☆」
高峰岸「この面食いめ!!」
菅沼「しかし、三つ子…」
前橋「いやいや、これもすべて世のため人のためだよ?」
菅沼「そういうものですか?」
前橋「例えば、城さんが小学校の健診にでも来たらどうだい?」
高峰岸「ああ、そうですね…」
菅沼「うう、そのためなら、男二人が犠牲になるくらい安いものかもしれません」
前橋「おっ、よく言ったね☆」