叶恵ちゃん、メイクの方針。

昴耀、大学1回生。
昴耀「そう言えば、叶恵さんって基本的にノーメイクですよね。…お化粧しないんですか?」
叶恵「ふっ。それはな、圭一くんに聞いてくれはったらよう解るわ」
昴耀「圭一さん?」
圭一「うう、ごめんなさい。もう、勘弁してください!!」涙目。
叶恵「圭一くんがな、入学式の日に化粧していったら、『ははっ、ニューハーフみたいですね』ってあのさわやか好青年な笑顔で言い切ったんや」
昴耀「圭一さん、最低ですね!!」
叶恵「で、そのことを久理ちゃんっていう仲良しな女の子に相談したらな、『叶恵ちゃんは顔が出来上がっているから、中途半端にお化粧するとおかしなことになりがちなのよ。だから、いっそのこと、お化粧するときにはフルメイクで女優さんみたいな仕上がりにしたら、その対比で普段のお顔がナチュラルに見えるはずだわ』と」
昴耀「あー…。だから、お洒落するときはあんなに気合が入っているんですね☆」
圭一「まあ、違う意味で化粧した叶恵さんって怖いんですけどね…」
昴耀「ん?」
おわり☆