浜くん、人生初の一人暮らし。

浜くん「ふぅ〜、引っ越しの業者さんも帰ったし、お茶でもするか!!」
やかんでお湯を沸かす。涙が頬を伝う。
IN 京都。朝霞が電話に出る。
朝霞「何、美稲」
浜くん『寂しい…。東京、怖いよ。大都会、怖いよぉ〜…(泣)』
朝霞「お前が自ら望んで東京に行ったんだろうが!!男なら簡単に友達に泣きついてくるな!!」
浜くん『嫌や〜、嫌やぁ〜…!!』
朝霞「第一、男が30過ぎになって初めて一人暮らしとかするから、そうなるんだよ。美稲は家事全般できるし、もう働いてるんだからもっと早くに京都でも一人暮らしすればよかったんだ」
浜くん『今更、そんな正論はかれましても…』
朝霞「そう言えば、謎なんだけど、本当に何で東京行ったの?」
浜くん『……』
朝霞「何、黙ってるんだよ。はっ!!まさか、彼女…」
ピンポーン。浜くんの部屋の呼び出し音が鳴る。
浜くん『あ、なんやお客さんが来はったみたいやから、またな!!』
朝霞「お、おう…」電話が切られる。



朝霞「大変だ、あの美稲に彼女が…!!これは、皋に告げ口しに行かなければ!!」



たぶん、つづく。