泣きじゃくるアラサー、高峰岸。

研究室の片隅でさめざめと泣いている高峰岸くん。
城「あの人、いい歳こいて何泣いてんの?アラサーだろ。つか、三十路だろ」
菅沼「し、城せんぱい…」右往左往。
前橋「んー」人差し指をくちびるに当てる。
菅沼「なんだ、この人は。可愛いな!!」
城「心の声、出てるよ?菅沼くん…」
前橋「どうしたの、高峰岸くん」
高峰岸「か、かいた…。うぅ…」しゃくりあげる。
城「保育園児か、お前は!!」
前橋「そうか、わかったよ。買いたい本があって生協の本屋さんに行ったのに、もう無かったんだね?それで、入荷待ちする時間が惜しいから、他の本屋さんで買おうかなと思うけど、その分、数百円高いのが惜しいんだね?」
高峰岸が頷く。
菅沼「なんで、解るのっ!?」
城「先生、さすがー☆神だね」
高峰岸「お寺の本、欲しかった…」
菅沼「医学書じゃないんだ…」
前橋「もう、あれだよ。本なんかじゃ生温いから、実際に観に行こう。それ、すぐ行こう」
高峰岸「えぇー…。…行きます」
城「結局、行くのかよ」



つづく…?