本匠一族、いとこの語らい その1

※1999年想定のお話です。
圭一 「綾綺さんって、紙織さんに言ってることと、自分が実際にやってること、違ってませんか?」
綾綺 「何が?僕は、風呂上りに下着姿で歩いたりはせえへんで。ちゃんと、可愛らしい赤のチェックのパジャマ着ます。美園さんがいとこでおそろいに買ってきはったやつな」
紙織 「本当は、裸のままでいたいけど…。身体、冷えちゃうからね!」
竹乃進「下着だけでも、冷えるわ!!」
綾綺 「そうやでー。それに、竹乃進と圭一くんが照れはるからなぁ。目ぇのやり場がおへんやろ?」
紙織 「あーちゃんは、ドキドキしないの?」
綾綺 「うん、しない」
圭一 「綾綺さんが女装するときって、けっこう攻めてますよね」
竹乃進「自分かて、ギャルっぽい服着はるくせに、実際そういう女が大嫌いやし」
綾綺 「…はぁ?お前のせいやろが」
紙織 「竹乃ちゃん。本命がいるくせに、何人も別の女の子とつきあうのやめたほうがいいよ」
竹乃進「もう、ええわ!何回、ほじくれば気ぃ済むんやその話!!」
圭一 「せっかく、綾綺さんが兄さんの趣味に合わせてるのに」
竹乃進「もう、ええから…」